
三ッ和と小諸そば

創業から変わらぬ信条「働くパートナーの幸せ」と「お客様の満足」
私たち三ッ和の「小諸そば」は、1974年に1号店が京橋にオープン。それから現在都内を中心に65店舗を展開(2025年2月時点)。1日4万人を超えるお客様にご利用いただいています。創業以来、私たちが掲げてきたのは「働くパートナーの幸せ」と「お客様の満足」。効率や利益だけを追求するのではなく、人と人との関係性を何よりも大切にしてきました。

この2つの軸をぶらさず、時代の変化に対応しながら「小諸そば」らしさを守り続けてきました。私たちにとって「利益のみの追求」「無理な拡大」は目指すところではないのです。自分たちの力量に見合った成長を大切にしたい。そうした姿勢は今後も変わることはないでしょう。
「小諸そば」店舗の特徴

常連8割 その地域で働く会社員の味方
私たちの店舗では、常連のお客様が全体の約8割を占めています。ランチタイムには会社員の方々で賑わいます。多くの方に繰り返しご来店いただける理由の1つは、変わらぬ「安心感」です。お求めやすい価格設定もさることながら、いつ来てもこだわりのある商品力、マニュアルでない温かみのあるサービス。忙しい日常の中で、ほっと一息つける場所として選んで頂けています。コロナ禍という厳しい状況下でも、大きな影響を受けず維持できたのは「あの店長に会いに行きたい」「あの店が好きだから通う」という常連客の方々に支えられたからなのです。

蕎麦屋の常識を覆す、時代に先駆けたサービス
従来の蕎麦チェーン店のイメージを一新する、新しい取り組みにも挑戦し続けてきました。例えば、天ぷらを蕎麦に浸さず、別皿で提供。手間も掛かりますが、揚げたてのサクサク感を「より美味しく召し上がっていただきたい」という思いから始まった“ひと手間”です。また季節ごとに変わる限定メニューが多いのも特徴の一つ。春の山菜、夏の冷やし、秋の新そば、冬の鍋焼きうどんなど、四季折々の味わいを楽しんでいただくために毎年変化を加えています。

中でもセットメニューの「丼」は、今でこそ蕎麦と一緒に楽しめる小さなご飯ものとして他のチェーン店でも人気を博していますが、実は2000年初頭に激化した「低価格競争」に抗う手法として、私たちが始めたサービスです。こうした創意工夫は、すべて現場の声やアイデアから生まれています。そんな挑戦を歓迎する風土が、私たちの強みなのです。
「小諸そば」未来のビジョン
都会的なお洒落感をコンセプトにした本格的な蕎麦専門店「蕎麦きり みよた」。
銅鍋で揚げるトンカツ、羽釜で炊き上げるお米、視覚で食欲をくすぐる「熟豚三代目 蔵司(くらじ)」。
近年、新たなブランドの確立にも挑戦しています。南青山の路面店をはじめ、駅商業施設やショッピングモールなど、お蕎麦が身近ではなかった女性や若者層にも魅力を発信しています。
これからも私たちは、伝統を守りながらも新しい価値を創造していきます。根底にあるのは「お客様と従業員の幸せ」という変わらぬ理念。そして「挑戦する心」と「他者を思いやる気持ち」を持った仲間と共に、小諸そばの、そして“そば文化”の未来を切り開いていきたいと考えています。



