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チームワークを大切に。若手の成長をみるのがやりがい
A.K(2009年度 新卒入社)工場長
入社してからの仕事内容
小諸そばやお弁当の嵯峨野を支える、食品加工工場の責任者工場長をしています。加工工場は、小諸そばの商品供給において製造と品質管理を担う重要な拠点。500〜600キロのじゃがいもを切ったり、1トンもの肉を扱ったり。最初は食材の量に驚くスタッフも大勢います。量もさることながら、加工工場で一番気を使うのは温度管理です。店舗の商品は製造してから短いスパンで提供されるため、市販されている製品とは成分も異なります。チルドポークなど冷蔵状態の食材などは、適切に管理しないと、味が抜けてしまいます。素材の良さを最大限引き出しながら、店舗運営の根幹を支える美味しい商品をスピード感もって提供できるように、毎日工夫しながら取り組んでいます。

ワンチームで助け合い、成長する。人間性も成長させてもらいました
私にとってのやりがいは、チームとして成長していくことです。工場では一人で仕事をすることはできないので、助け合いが欠かせません。みんなで協力して、より良い製品を作り上げる瞬間に喜びを感じます。また、若手の成長を見るのも大きなやりがいです。最初は何もわからなかった新人が、少しずつ技術を身につけ、自信を持って仕事をするようになる姿を見るのは本当に嬉しいです。
私自身も入社当初は知識も技術もなかったですが、社長を始め、上長の方々がとても親身になって、調理の衛生管理や技術を教えてもらい、成長できました。当時、私は少し短気なところもあったのですが、人間性の部分も含めて助言してくれる先輩方がいたのは本当にありがたかったです。今度は自分が教える立場として、後輩たちの成長をサポートしていきたいと思っています。
入社時から変わらぬ目標。探求心は尽きません
今よりもっと美味しいものを作りたいという目標は、入社時から変わりません。技術的なものはある程度身についてきましたから感覚で美味しいものは作れるようになりましたが、なぜそうなるのかを明確に説明する理論的な知識がまだ足りないと感じています。
例えば、「何度になったらタンパク変性が起きるのか」「どういう工程を踏むと牛肉が柔らかくなるのか」など、食品科学の理屈をもっと理解していきたいですね。そうなれれば「もっと上手くスタッフにも伝えられるのでは」と思っています。
また、機械のメンテナンスや溶接の技術も身につけたいです。自分が預かる工場ですから、設備についても隅々まで理解しておきたいと考えています。もし壊れた時に自分で対応できるようになれば、より効率的に工場を運営できますからね。これからも体を動かしながら学び続け、より良い商品を開発し、後輩たちにも伝えていける存在になりたいです。


